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【ドラゴンボール】ベジータがヘタレるのは弱いからじゃない【考察】

皆さん、へたれってご存じですか。

ヘタレとは、根性のない臆病なひとのことを指します。

しかし、時にそのへたれるというマイナス行動が、全く逆の意味になる【高度な描写】があることを書きたいと思います。

 

ドラゴンボール ベジータ

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ベジータは戦闘民族サイヤ人の王子であり、生まれた時から超エリートで、プライドの高さを持つ作中屈指の強キャラですが、彼もヘタレたことがあります。

 

それは、劇場版アニメ第8弾【ドラゴンボールZ 燃え尽きろ‼ 熱戦・烈戦・超決戦】にて事件は起きました。

ベジータは、敵である伝説のスーパーサイヤ人ブロリーとまともに戦うことなく戦意喪失し、数々の名言を残していきました。

 

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@ただのサイヤ人

「やめろぉ! 勝てるわけがない! あいつは伝説のスーパーサイヤ人なんだぞぉ!」

「もうダメだ……おしまいだぁ……」

「勝てっこない……やはり伝説のスーパーサイヤ人だぁ……」

「逃げるんだ……勝てるわけがないYO☆」

 

普段は冷静でプライドの高いベジータが、キャラ崩壊といえるほどにへたれ散らかしており、ニコニコで大人気になりました。

 

一応、補足しておきますと、

ベジータがビビった相手であるブロリーは、幼少期から戦闘力1万を誇り、当時のベジータ王が恐れるほど強力でした。

さらに、ベジータは強力な浴びせ蹴りを食らわせ、悟空が逃げるレベルで強力な気弾をお見舞いしていますが、ブロリーはこれを受けてもびくともしません。

 

以上を踏まえて、ある考察ができます。

 

 

【考察】ベジータ、実は強かったがゆえにへたれてしまった。

 

 

さて、戦わずにビビり倒しているベジータですが、逆に言えば【戦わずに相手と自分の戦力差を正確に理解している】ということです。

すなわち、【ベジータが強いからこそ、へたれてしまっている】という意味でもあります。

 

一般的に、相手との戦力差を把握することは、時にケンカが強いことよりも重要なことだったりします。

それは、戦うことで起きる壊滅的な被害を未然に防ぐことができるからです。

そんな危機感知能力を競うゲームがあります。

 

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ポーカーというギャンブルがありますが、あれがまさにそれです。

相手の手札を読み、心を読み、そして実力差を把握して、勝負するか、降りるのかを選択するゲーム。

 

つまり、ベジータは、ブロリーとの戦力差を把握して、降りてしまっただけなのです。

 

実際に、ベジータをへたれと罵ったピッコロをはじめとするZ戦士たちは、4人がかりでもブロリーに一方的にボコられており、客観的にもベジータブロリーの実力差は凄まじいものだったことが証明されています。

 

まとめ ヘタレるというあまりに高度な強キャラ表現。

キャラ崩壊になりかねない【ヘタレる】という表現は、【強キャラであるがゆえにヘタレる】という、ものすごく高度な演出になっているというわけです。

 

勝てるわけがない相手に挑めなかったベジータは【勇気がない】のか、それとも【賢明】だったからなのか……。

 

わかる人にはわかる、非常に高度な【ヘタレ描写】でした。